近年、CADシステムは劇的に変貌・発展を遂げています。
2015年には、図研がワイ・ディ・シーのCADVANCEを吸収。
2018年には、米ケイデンスと米メンターのそれぞれが
AWS(Amazon Web Servis)と連携し、クラウドサービスの導入を推進。
さらには、CADはUNIXが基本ですが、
最近はWindowsに特化したCADに移行しています。
このような背景により、国内では
図研とメンターが多く使用されています。
それぞれの特徴はといいますと、
■図研CR-8000 DesignForce 特徴
・マルチボード設計、メカ-CADデータインポートしての3D設計
・日本語環境(マニュアル含む)開発も国内
・パートナー連携(各デファクトベンダーソフトとのI/F)
■Mentor Graphics Xpedition 特徴
・回路設計から基板設計・検証・製造検証・製造組立と流れる、
一気通貫のデータベースを持ったシステム
・検証システムと設計システムの強連携(自社開発のシミュレーター:HyperLynx)
・開発拠点が海外なのでグローバルな運用が容易
以上のような特徴に違いがあります。
そのため、設備環境によっては
片方しか対応できないことがあります。
一方、アート電子はというと、
図研とメンターの両方に対応可能です。
その理由は、
図研のCADVANCEαⅢ、CR-5000Board Designer、
CR-8000 Design Forceを保有しているからです。
また、リードタイムの短縮化を目的とした
同時並列設計ツールを導入しており、
設計期間を約半分にすることが出来ます。
そのため、今後メンターに関してはパートナー先と連携して、設備環境を整えていく方針です。
以上、CADの最新情報について記載していきました。
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