2020年9月15日
実際にリワークを行うアート電子の立場から申し上げると、
リワークは「あることを前提」に進めておくことが、とても重要です。
まず、リワークというものをどう捉えるか?によって、
下記のように大きく2つの発想に分類することができます。
1.リワーク回数を減らす、という発想
→ これは前回にもお伝えした、DRをしっかり行う事で対策できます。
参考コラム:【実装納期を ”絶対に” 遅れさせない為に】
2.リワークを前提に設計する、という発想
→ 条数を変更する部分は、あらかじめスペースを空けておく、
共通パッドにしておく、などの対策があります。
この2つが、リワークの負担を少しでも低減させる
基本的な考えとなります。
しかし、昨今は電子基板の小型化・部品の微細化や特殊化もあり、
特に2.については回路的にもスペース的にも制約があることが
多いと思いますが、
最新のリワーク装置を使えば、0402サイズの部品でも
スペースが無くても確実にリワークできるようになっています。
つまり、しっかりとDRを行うことに専念することが
結果として予想外のリワークを回避でき、
トラブルの低減に繋がる、という事になるのです。