試作基板の品質を向上させるポイント~マウンター編~

品質不良が起こりやすい基板実装においては、

実装メーカーによる品質向上への努力が最も重要です。

 

特に試作基板のリードタイム延長は避けたいものです。

ではどうすれば後戻りなく、品質の良い基板を提供することが出来るのでしょうか。

 

そこで今回は、これまであらゆる試作基板の短納期に貢献してきた

アート電子が実践するマウンター工程での品質向上の取り組みをご紹介します。

 

当社の品質向上への取り組みに加えて、

試作基板のスピードと品質を両立するために皆様で簡単に出来る、

実装を依頼する際のポイントをご紹介していますので、ぜひご参考にしてください。

 

図1

 

基板実装に関するご相談はこちら

 

 

その1)フィーダーセット時に部品の付け間違いがないかチェックする

 

フィーダーには何百種類もの部品をセットすることに加え、

品番の最後の文字だけ違えば梱包仕様が異なる、といったものが多数あります。

 

ですから担当者がマウンターにフィーダーをセットする時に

フィーダーリストと読み合わせをして、付け間違いがないか入念にチェックします。

 

ただ、担当者のみのセルフチェックでは間違いをゼロにすることが不可能です。

そこで当社では担当者がマウンターにフィーダーをセットした後に、

再度第三者を交えての読み合わせを行っております。

 

このようにフィーダーのセット後にもダブルチェックすることで、

誤搭載のない正確な部品セットを実現することが可能となります。

 

上記のように未然の品質チェックに加え、

実装品質を左右するクリームはんだ印刷の検査からX線検査に至るまで、

充実の検査体制を構築することで信頼性の高い実装基板をお届けしております。

>>詳しくは、実装基板の検査 をご覧ください。

 

図2

 

その2)実装図と照らし合わせて、確実に部品を搭載する

 

マウンター工程ではSMD部品を実装した1枚目の基板をリフローする前に、

実装図と照らし合わせて、部品配置や極性等の間違いが無いかチェックしています。

 

そしてSMD部品が正確かつ確実に搭載していることを確認した上で、

リフローに流し、検査した上でリード部品の実装を行います。

 

ただBGAはクリームはんだ印刷をして部品搭載をしてしまうと、

搭載向きに間違いがあった場合に、修正することが困難かつ手間がかかってしまいます。

そのため当社では生基板の上にヒタレックスシートを敷いた状態で部品を搭載し、

実装図と照らし合わせることでチェックしています。

 

このようにリフロー前にSMD部品の実装状態を確認して、誤実装を防いでいます。

誤実装があった場合、リフロー後では修正したい部品の周りに背の高い部品があったり、

部品が密集している場合は、コテが入らず修正が出来ない場合もありますので、

リフローの前段階で確実な実装できるように検査をすることが非常に重要となります。

 

【こちらもご確認ください】

>>DRだけではいけない!?実装基板の品質向上で必要なこと

 

>>基板設計者も必見!試作時の実装トラブルを未然に回避する方法

 

 

その3)両面実装時に、ピンの立てる位置を調整する

 

両面実装の場合、基本的にはんだ面から実装しますが、

部品面を実装する際はクリームはんだ印刷機・マウンターへ基板をセットするのに注意が必要です。

ここで注意が必要なのは、基板を支えるピンを立てる位置です。

 

ピンを立てる位置がはんだ面の実装した部品の位置と重なると、部品にキズをつけてしまいます。

これを踏まえてピンを部品から避けてセットするために、

当社はOHPシートで確認しながらピンの立てる位置を調整しています。

 

 

このようにマウンター工程で不良が発生しないように、

アート電子では様々な取り組みを行っていますが、

予期せぬトラブルが起き、止まってしまうことがあります。

 

そこで、これらのトラブル発生を抑え、

試作基板のスピードと品質を両立するために、

実装を依頼する際には、下記の点が参考になるかと思います。

 

①バラ品ではなく、リール/テープカット/スティック/トレイで支給

 バラ品の場合には、実装間違いが起こりやすくなります。

 スティックの場合には、部品の向きが揃っていないことがあるので、

 部品の向きに注意が必要です。

 

②部品表の型番は末番まで記載

 部品の末番には、PKGやテーピング仕様を表す文字列が含まれており、

 これが正確でないと間違い・勘違い・思い込みが誘発されるため、

 部品が特定できるように型番は末番まで記載することで間違いを防ぐことができます。

 

 

上記を回避するために、アート電子では3,000点以上の汎用チップ部品の在庫に加え、

必要な部品は全て自社で調達可能ですので、お気軽に部品調達からご相談ください。

 

図1

 

基板実装に関するご相談はこちら

 

 

またYouTubeにてアート電子の実装工程について

ご紹介しておりますので、こちらもぜひご視聴ください!

 

>>電子系製造女子 電子部品実装工程 その① 表面実装編です!

 

>>電子系製造女子 電子部品実装工程 その➁ 挿入実装編です!

 

>>製造女子の電子部品実装工程 その3実装工程の検査

 

>>実装基板の検査(はんだ印刷検査追加バージョン)

 

 

なお、アート電子に寄せられるご質問をWEBサイトにアップしていますので、

そちらの方もぜひご一読頂ければと思います。

 

■ 一部0603サイズのチップコンデンサは、200個程度のテープカット品での支給を予定していますが、これで実装は可能でしょうか。

 

■ 指定したはんだで実装して頂くことは可能ですか。

 

■ 実装サービスですが、リード部品のハンダ付けのみの作業でも受付可能ですか?